弾性塗料のメリット・デメリット

弾性塗料とは

弾性塗料とはゴムのように伸び縮みする性質を持った塗料です。
このゴムの性質でひび割れが起きにくく出来るというメリットがあります。

弾性塗料は伸び縮みする性質がある為、塗膜がひび割れしにくい塗料です。
ひび割れを抑えることで雨風から家を守ってくれます。

外壁は自宅の目を通る車や地震の振動によりわずかに動き、経年劣化も重なり、日々が発生してきます。
このひび割れからさらに雨水が侵入し、内部の建材を痛めます。
冬は日々に入った水が凍って膨らみ、さらにひび割れを大きくする恐れもあります。

弾性塗料は外壁にピッタリと密着する性能を持っている為、雨水が塗膜の内側へ侵入しにくくなり、防水性が高まります。

弾性シリコン塗料の耐用年数は8〜12年程度です。
これは、非弾性の塗料に比べて、やや耐用年数が短いです。

グレードの高い「弾性フッ素塗料」と組み合わせる手もありますが、それでも通常のフッ素塗料ほどの耐用年数にはなりません。

分厚く塗ることで耐用年数を延ばす方法もあります。
しかし、分厚く塗った分だけ費用が高くなってしまうというデメリットもあります。

ひび割れ防止を優先させるのか、耐用年数を優先させるのかは状況によって判断は変わります。

弾性塗料は通気性が低い塗料です。
内側から外側へ湿気を逃せないため、塗膜の一部が風船のように膨らんでしまうこともあります。
一度膨らんだ塗膜は見た目が悪く、放っておいても元に戻りません。

ただし、現在は通気性を高めた弾性塗料も販売されている為扱いやすくなっております。

メリットやデメリットを知って自分の家の外壁に合ったものを活用することが家を長持ちさせる秘訣です。

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